【台風情報】Uターンする台風21号・温帯低気圧の影響で九州北部で雨強まる見込み 前線上の“新たな低気圧”発生して西日本から東日本では連休に大雨か…【雨と風シミュレーション】
東シナ海にある台風21号。今夜までに温帯低気圧になるとみられていますが、温帯低気圧に変わりながらも強い風を伴い、引き続き北上、さらにUターンして3連休の九州付近に接近する見込みです。 【画像を見る】3連休初日は大雨?台風21号が温帯低気圧に変化した後も影響が…今後の雨・風シミュレーション この影響もあって連休初日のあす11月2日(土)は、西日本から東日本の広い範囲で雨が降り、警報級のところもある見込みです。
1日午後0時現在、台風21号は東シナ海にあり、北北東へ時速35キロメートルで移動しています。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は秒速20メートル、最大瞬間風速は秒速30メートルです。 南東側560キロメートルと北西側220キロメートルの範囲では、秒速15メートル以上の強風域となっていて、強風や高波が予想され、船舶や沿岸部での警戒が必要です。 台風は1日じゅうに温帯低気圧へと変わる予想ですが、引き続き最大風速は秒速20メートル、最大瞬間風速は秒速30メートルの、依然として強い風が伴うことが予測されています。 この温帯低気圧は北東へ時速40キロメートルで移動したあと、進路をさらに東寄りに変え、九州付近に接近する予想です。気象庁によるとこの低気圧(元台風)は次第に不明瞭になりつつ九州に接近して、2日(土)には九州北部地方などに大雨をもたらすとみられます。 台風が連れてきた暖かく湿った空気の流れ込みが強まるため、あす11月2日(土)をピークに断続的に激しい雨が降り、夜は近畿の各地で激しく降って、大雨となりそうです。 さらに前線上に新たな低気圧が発生、こちらは本州南岸を東へ進んで、西日本から東北地方は3日にかけて大雨となる予想です。九州から関東、北陸の広範囲で大雨警報の発表される可能性もあります。3連休の旅先でも大雨の情報に注意が必要です。