【MLB】投手補強を目指すRソックス 野手の層が厚くトレードの駒は充実 有望株トップ100に野手6人
レッドソックスは投手の補強が急務となっている一方、「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキング全体トップ100に6人の野手がランクインするなど、充実の野手陣を擁している。そうした状況を踏まえ、地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアー記者は「レッドソックスがトレードでの投手補強を狙っているかどうかはわからないが、トレードで欲しい選手を誰でも獲得できそうな状況だ」と指摘している。球界全体でもそうした見方(=トレード要員が充実している)が広がっているようだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキング全体トップ100にはレッドソックスから6人がランクイン。その6人はロマン・アンソニー(3位)、マルセロ・メイヤー(7位)、クリスチャン・キャンベル(10位)、カイル・ティール(25位)、ブレイデン・モンゴメリー(54位)、フランクリン・アリアス(95位)という顔ぶれで、全員が野手である。 また、レッドソックスの主力野手のなかには、正一塁手トリストン・カサス、正捕手コナー・ウォン、新人ながらゴールドグラブ賞を受賞したウィルヤー・アブレイユなど、まだ年俸調停の権利を取得していない格安年俸の選手もおり、他球団から見ると、トレード候補として非常に魅力的だ。 よって、レッドソックスはこうした選手たちの放出に踏み切れば、他球団のエース格の投手を獲得することも決して不可能ではないとみられている。具体的にはギャレット・クローシェ(ホワイトソックス)、フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)、ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)、ソニー・グレイ(カージナルス)といった投手たちだ。 ただし、レッドソックスがトレードによる投手補強を行うと決まったわけではなく、地元紙「ボストン・グローブ」のピート・エイブラハム記者によると、レッドソックスはGM会議の場において、複数の代理人たちに「FA市場で積極的に動くつもりだ」と通達したという。 FA市場にはコービン・バーンズ、ジャック・フラハティ、ブレイク・スネル、マックス・フリードといった大物投手がおり、レッドソックスはFAとトレードの両方でエース格の先発投手の獲得を目指していくことになりそうだ。