女優・玉田志織 女優業もグラビアも努力のタマモノ 国民的美少女コンテストで特別賞「誰かの力になれるような役者に」
せりふを録音して… いまやドラマで注目の女優に成長した彼女。きりりとした目元が、印象的だ。そこには努力に裏打ちされた自信がのぞいているようだ。 【写真7枚】楽天―巨人戦のセレモニアルピッチを務めた玉田志織 ■フジテレビ系ドラマ「ブルーモーメント出演中」 現在放送中のドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)にレギュラー出演。気象災害によって脅かされる人命を守るため、命がけで救助に立ち向かう特別災害対策本部(SDM)の活躍を描くドラマで、通信班員の宍戸梨紗子を演じている。 仙台市出身とあって、自身も2011年の東日本大震災で被災し、身内を亡くしている。それだけにこのドラマにかける思いは強い。それでも専門用語が飛び交う現場には戸惑うことばかりだ。 「本当にせりふが難しいんです。一つのせりふにひらがななんて2つほど。漢字・漢字・英語・漢字・たまにひらがなという感じで。これがさらに〝移動せよ〟みたいに指示口調なので慣れるまでに時間がかかりましたよ。なのに監督から最初に言われたのは『基本的に気持ち早く言ってね』と。早口言葉を練習しているようでした」 そこで試してみたのがせりふの録音だった。 「自分で一度読んで録音するんです。それを何度も聴き直して、スキルを高めていく感じです。せりふをひとつひとつ大切にしたいですからね」 なかなか大変な現場だが、心強い味方がいる。 「私のシーンでは、後ろに防災担当の特命担当大臣役の舘ひろしさんが控えていらっしゃるので、最初は緊張しましたよ。でも舘さんは優しくて、現場をなごませてくださるので、緊張感よりも、心強いほうが大きいですね」 彼女にとって、演技とはどういうものだろう。 「お芝居って言われると、すごく苦手意識があって。でも、見てくださった方々の心に何か響くような作品に出たいというのはあるんです。その作品を見て元気をもらいましたとか、誰かの力になれるような役者になりたいと思っています」 「ブルーモーメント」でも、そんな思いで撮影に取り組んでいる。