どうしても食べられない! 偏食や嫌いな食べ物にまつわる面白エピソード集
・納豆 「家族全員、納豆が食べられません。幼い頃、関西に住んでいたときは、納豆が食卓に上ったことはありませんでした。父の転勤で東京に引っ越してきたときに、母親が何を思ったか納豆を買ってきたのですが、パックを開けた瞬間の匂いに家族全員がドン引きしたのを覚えています。もちろん大人になった今は、納豆が健康にいいと知っていますが、あれを食べてまで長生きをしたいとは思いません」(56歳・ヨシヒロ・東京都・建築関係)
意外なものも嫌いの対象に
・おにぎり 「人の手で握ったおにぎりが食べられません。機械で成形されたコンビニのおにぎりなら大丈夫ですが、他人はもとより母親が握ったやつでもダメです。手に雑菌があるから、とかそういうことではなく、ラップを使って握ってくれたやつでも無理。おにぎりから手の形や手のぬくもりみたいな人間の身体的な要素を感じて、気持ち悪いんです。スイマセン」(32歳・カイン・埼玉県・建築設計士) ・バター 「好きな人が多いとは思うのですが、私はバターが超苦手です。熱したときの香りをかぐとウッと気持ち悪くなるんです。某駅の駅ビル1Fにクッキー専門店があって、改札のところまであのニオイがします。バター好きの人を香りで呼び寄せてるんでしょうが、私は胸が悪くなります。乗り換えの駅で通らざるを得ないのですが、毎回胃もたれしそうです」(44歳・アミ・東京都・事務職) ・漬け物 「ぬか漬け、たくあん、福神漬、ラッキョウなどなど、全部食べられません。クタッとした野菜のビジュアルと変な色、発酵臭がイヤなのです。カレー屋さんなどでは、あらかじめ福神漬は入れないでほしい、とお願いします。でもたまに忘れられて入っている場合があります。仕方なく“汚染”されたライス一帯をごそっと別の皿に移すわけですが、もうその作業が地獄。よく『漬け物が食べられないなんて、食の楽しみの半分を失ってるよ』などと言われますが、食の楽しみを奪っているのはむしろ漬け物なのです」(37歳・トモオ・東京都・編集者)