元ボクシング日本Sウエルター級暫定王者・中島玲が転向2戦目で初勝利 KNOCK OUT
<KNOCK OUTカーニバル2024スーパーバウト“BLAZE”:代々木大会>◇23日◇東京・代々木第2体育館 第8試合(KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級3分3R延長1R)で、元プロボクシング日本スーパーウエルター級暫定王者の中島玲(25)が、現KNOCK OUT-REDスーパーライト級王者のバズーカ巧樹(27)に3R2分4秒KO勝ち。キック転向2戦目で初勝利を挙げた。 バズーカはRED(肘あり)ルールの王者で、この日はBLACK(肘なし)ルールでの試合だったとはいえ、中島はほぼパンチだけでバズーカにダメージを与えた。3R中盤にまず右ストレートでダウンを奪うと、直後に再び強烈な右で倒し、相手陣営からタオルが投げ込まれた。 中島は勝利が決まるとセコンド陣と抱き合って涙。試合後の会見では「実はボクシングの時から合わせると3連敗してるんですよ、僕。久しぶりに勝ったんで、シンプルにもう、うれしい。もうそれだけです」と笑顔を見せた。 中島はキック初戦となった3月の「K-1ワールドMAX」では-70キロ世界最強決定トーナメント1回戦で、ヴィクトル・アキモフのバックブローで2RKO負け。この日の会見ではその時のことを思い出し「あの大舞台でまあ盛大に倒れてしまったんで。でも、ある意味、よかったというか。最初に大恥かいたんで、もうこれ以上の恥をかくことはない。右肩上がりで上がっていくだけやなという感じです」とさらなる活躍を誓っていた。