「父さん母さんは生きていないよ、ゆう君が死ぬまでは」自閉症の19歳息子、安心して“残せる”社会とは #令和の親 #令和の子
【広島市の担当者】「障がい者の入所施設には重い障がいを持っている人が多く、施設を出て地域で生活できる人が非常に少ない。そのため、入所する人が頻繁に入れ替わることがないから待機者が多い。」 さらに「障がいのある人は入所施設より、グループホームの方が地域の人と交流できる。」と話します。 しかし、康夫さんは「全ての施設で地域との繋がりが必要」と熱く語ります。 【父・康夫さん】「重度の障がいのある方が生活をしている入所施設でも、交流の機会はしっかり取り組みをすれば可能だと思います。障がいが重度だからこそ地域とのつながりが必要です。」
障がいのある全ての人にとって必要な支援とは何か。 国の政策とは裏腹に、親は子どもの将来を案じています。 【父・康夫さん】「息子がつらい思いをしたり、暮らすことが嫌な施設に暮らしてほしくない。質の高い福祉サービスを提供できる暮らしの場がたくさん増えたらいいな」
いつか訪れる我が子との別れ。 そのときに安心して子どもを託せる場所はあるのだろうか… 子どもの成長を笑顔で見守るとともに、日々つのっていく将来への不安。 望むのは、当たり前の日常のなかにある、ささやかな幸せです。
この記事はテレビ新広島とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
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