ソフトバンク甲斐拓也が国内FA宣言 貴重な捕手、争奪戦か
ソフトバンクの甲斐拓也捕手(32)が13日、国内フリーエージェント(FA)権を行使する意向を明らかにし、福岡市内の球団事務所で申請手続きをした。 【写真】「僕は僕」でいいと気づいた 苦境を越えてV貢献、柳町達の生きる道 取材に応じた甲斐は「FAを取ってからが一流のプロ野球選手だと思っていたので、うれしく思う」としたうえで、「一度きりの権利だし、野球人生でもこのタイミングだと思った。いろいろな話を聞いて、捕手としての評価や、これから捕手としてどうやっていくのかを明確にしたい」と話した。 ソフトバンクからも複数年契約を提示されており、「今までやってきたことをすごく評価していただいている」と、残留にも含みを持たせた。 甲斐は2010年秋の育成ドラフト6位で大分・楊志館高から入団。13年に支配下登録された。「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩を生かした守備で、今季で7度目のゴールデングラブ賞に輝いた。 日本代表としても21年東京五輪で金メダルを獲得し、23年の第5回WBCでは優勝に貢献した。
朝日新聞社