卜部功也が約2年8カ月ぶりの復帰戦で鈴木勇人に逆転負け「まだ答えは出さないです」【K-1】
K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級とライト級の2階級制覇王者である卜部功也(ALONZA ABLAZE)が「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で約2年8カ月ぶりの復帰戦に臨んだ。 卜部は今回から階級をスーパー・ライト級に上げて鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦し、先制のダウンを奪ったものの、激しい打撃戦を展開した末にダウンを奪い返され、逆転の判定負けとなった。 1R、ともにサウスポーの構え。鈴木は得意の左ミドルを放つと卜部はすぐに右ミドルを返す。卜部は左カーフ。そして左ミドル。卜部の左カーフに鈴木がぐらつく。そして卜部は左カーフ、右ミドル、左ボディーストレートを打ち分ける。左カーフで鈴木がダウン。立ち上がった鈴木が反撃も卜部は左カーフ。しかし鈴木は左のストレートでダウンを奪い返す。立ち上がった卜部に襲い掛かる鈴木だったが、卜部がしのぐ。
2R、一気に前に出る鈴木。卜部は右ミドルも鈴木は前に出て左右のパンチと左ミドル。卜部は前蹴りで止めに行く。そして左カーフ。卜部の右フックにぐらつく鈴木。卜部は前蹴りでボディーを連打。しかし鈴木は体を預け、コーナーに押し込むがブレイク。卜部は左ボディーを連打。鈴木は足を完全に効かされながらもパンチを出す。卜部は左カーフ。鈴木は足が揃いながらもパンチを連打。卜部は左カーフを蹴り続ける。 3R、鈴木が一気に出て、左ヒザのフェイントからの左フックでダウンを奪う。ここは冷静にゆっくりと立つ卜部。卜部はヒザ、左ストレート、ボディーへの前蹴り。鈴木のパンチにカーフの卜部。そしてボディーに前蹴り、ボディーブロー。鈴木はそれでも倒れない。鈴木もヒザをボディーに。卜部はボディーと左カーフ。そして左ストレート。終盤の打ち合いで卜部の左ストレートが顔面をとらえるが、鈴木は倒れない。 判定は25-28、26-28、26-28で鈴木が逆転勝ちを収めた。試合後、2人は正座し、互いの健闘を称え合った。