「彼がやると簡単に見えちゃう」富永啓生が魅せた!チームトップ18得点、渡辺雄太も魅了される【男子バスケ】
◇22日 バスケットボール男子日本代表・強化試合 日本89―90オーストラリア(札幌市・北海きたえーる) 富永啓生が米国で磨いたプレーでいきなり会場を沸かせた。第1クオーター(Q)の残り約4分で登場すると会場が沸いた。3点シュートをあいさつ代わりに沈めると、第1Q残り33秒には超長距離砲を決めた。また、前半終了間際にも再び3連続で3点シュートを成功させた。 「日本で試合することは毎回楽しみ。日本のファンの前でプレーすることがあまりないので」 米ネブラスカ大を卒業したばかり。厳しい生存競争をくぐり抜けてきた。今回の強化試合には3点シュートを武器にする渡辺雄太は今回は国際ルールによって代表漏れ。富永は「もっとアグレッシブにやっていかないといけないとは感じている」と話していた。前半だけで14点を挙げた。 テレビ中継のゲストとして試合を観戦した渡辺雄太は「彼がやると簡単に見えちゃう」「あれを決めちゃうのが(富永)啓生」とチームメートのプレーを”解説”した。 後半は3点シュートを警戒され、プレッシャーも激しくなった。だが、第3Qにはホーキンソンに絶妙アシスト、守備でも体を張って相手のファウルを誘った。第4Qも貴重な4点を追加。試合会場となった北海道は「初めて。気温は好きです」。軽快な動きで、東京五輪銅メダルながらも主力を欠くオーストラリアを翻弄(ほんろう)するも惜敗した。
中日スポーツ