【漫画】”幸運の女神”から一転…風水に大金を注ぎ込んでいく母親の話に「こわい」「適度に楽しめるなら…」
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、コミックエッセイ劇場で連載中の作品「占いにすがる私は間違っていますか?」(福々ちえさん作)。 【漫画】8万円の邪気を払う置物…幸せな家庭を取り戻すため、風水にすがるのはダメなことですか この作品は、2024年5月2日にX(旧Twitter)に投稿されると、瞬く間に6000件以上のいいねを集めて話題になった。このポストには「付き合い方、受け取り方って難しいよね」「距離感さえバグらないで適度に楽しめるなら」「縋るのは間違っているとは言わないけど健全ではないと思う」といったコメントが殺到。この記事では作者の福々ちえさんに、作品のこだわりなどについてインタビューを行った。 ■”幸運の女神”のはずだった… 梅子は幼い頃から運がいい子どもだった。梅子を産んでからいいことが続いてることから、母親からは”我が家の幸運の女神”と呼ばれるほどだった。しかし、大人になってからはツイてないと思うことが多い。”幸運の女神”なんて言われてたのが嘘みたいだと思うようになっていた。 そんなある日、中学からの親友のあかねに風水を勧められた。メール相談2万円、実地調査は10万円。専業主婦の梅子にとって決して安い金額ではない。でも、「これ以上不幸にはなりたくない。わたしがなんとかしなきゃ。」という思いから夫に内緒で風水をはじめた梅子。 たしかに、風水を始めてからラッキーなことが増えていく。8万円の邪気を払う置物や、プロ風水師養成講座30万など、どんどんのめり込んでいき…。 ■作者・福々ちえさん「今は漫画を描くのが楽しくて仕方ない」 ーー『占いにすがる私は間違っていますか?』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 きっかけはコミティア(オリジナル漫画即売会)での出張編集部への持ち込みです。その後、メールにて企画のご提案を頂きました。 ーー今作を描くうえで「こだわった点」や、「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。 漫画に共感していただきたいので、なるべく登場人物たちの温度が伝わるよう工夫しています。料理エピソードやインテリアなど。人間味を感じていただけたら嬉しいです。 ーー今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 タイトルにもある「間違っているのか?」と自問自答するシーンです。梅子とあかね2人の、生い立ちによる視点の違いを楽しんで頂けたらと思います。 ーー福々ちえさんが漫画を描く際に大切にしていることがあればお教えください 共感のあるエピソードや世界感作りを大切にしています。漫画を作る前には、体験談をリサーチしたり、実用書を読んだり。妄想で作ることはほとんどなく、今まで見聞きしたことを伝わる形で漫画にすることに、力を注いでいます。 ーー福々ちえさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。 今は漫画を描くのが楽しくて仕方ないので、もっと勉強して色んなジャンルに挑戦したいです。 ーー最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。 最後まで読んで下さって、本当にありがとうございます。テーマは占い、ですが、それ以外にも楽しめる要素はたくさん盛り込んだつもりです。ひとときでも笑って怖くて泣いての感情体験ができますよう。どうぞお楽しみください。