<魂をこめて・和歌山東>第94回選抜高校野球 選手紹介/10 /和歌山
◇チームで甲子園8強を 植田望夢投手(3年) 左スリークオーターから、角度のあるボールを投げる。小中学校では一塁手だったが、兄のマウンド姿に憧れ、高校から投手に転向した。「コントロールがなかった」と挑戦後は苦労の連続だったが、フォームの確認やシャドーピッチングを行って力を磨いた。「チームで甲子園ベスト8入りを目指す」 ◇力強いスイング持ち味 田中龍選手(3年) 力強いスイングが持ち味だ。「体の開きが早くならないように意識している」と、打撃練習に取り組む。1年生の秋ごろに右肩を負傷し、復帰までに1年ほどかかった。野球を辞めたいと思うときもあったが、リハビリを頑張り抜き、「復帰して、野球の楽しさが改めて分かった」。練習にも熱が入る。 ◇母からのお守り大事に 永廣心詩投手(3年) 昨秋の大会後、内野手から投手に転向した。「キャッチボールで質のいい球を投げていた」と監督に勧められたためで、自身も投手に魅力を感じている。試合前、トイレでユニホームの着こなしをチェックするのがルーティン。母にもらったお守りを大事にし、「体をつくっていきたい」と決意する。 ◇記録員でチームに貢献 丹保瑞樹選手(3年) 練習の傍ら、昨秋の新人戦から記録員としてチームに貢献する。スコアブックの付け方は、練習試合で先輩から教わったという。新チームとなり、指導者からは学生コーチになることを勧められたが、選手であることにこだわっている。「技術はないが守備、バッティングなど全部を一生懸命に頑張りたい」 ◇声出して自身にも気合 坂口知希選手(3年) 「人一倍、声が出せる」のが持ち味だ。周囲を鼓舞し、盛り上げる。右翼手だったが現在は一塁を守る。「打球の速さが全然違う」と慣れないことも多いが、ノック時から声を出して自身にも気合を入れている。「捕球の確実性を上げ、送球を安定させたい」と、更なる成長に向けて練習に取り組んでいる。 ◇「目配り気配り」が大切 唐津弘大選手(3年) 「相手の方が強くても、何かが起きる」。そう野球の魅力を語る。練習がつらく、辞めようとしていたが、学生コーチとして残る選択をした。1年ほど前から、道具の準備やタイムキーパーなどをしている。大切にしているのは「目配り気配り」だ。「皆が野球に集中できるようにサポートしたい」 ◇目指すは球速130キロ 伊藤翔基投手(2年) 中学1年の時は捕手をしていたが、肩の強さから当時の監督に投手を勧められた。「1番目立つポジション」と魅力を語る。「球速アップをしたい」。目指すは130キロだ。 ◇安定のフォームを勉強 田村文人投手(2年) 中学では二塁手だったが、高校で小学生以来の投手を志望した。プロ選手の投球動画などを見て勉強し、フォームの安定を図った。「体を大きくし、速い球を投げたい」 ◇打撃の確実性上げたい 東出瑞樹選手(2年) 打撃の調子を落とした際は父に手伝ってもらい、一緒にティーバッティングなどをする。意識するのは逆方向に強い打球を打つことだ。「バッティングの確実性を上げたい」 ◇グローブ手入れ怠らず 樋高奏成選手(2年) 母に買ってもらった大切なグローブ。手入れを怠らず、「ショートバウンドでもポケットに入るように工夫している」と話す。ライバルの多い遊撃手だが「守備で勝ちたい」。 ◇自慢は打球の飛距離 吉村壮真選手(2年) 「ショートバウンドの送球を捕り、アウトにできるとうれしい」と一塁手の見せ場に魅力を感じている。自慢は打球の飛距離。ミート力を上げるのが今後の目標だ。 ◇父の影響で野球始め 〓井泰輝選手(2年) 甲子園出場経験のある父の影響で、野球を始めた。「野球が強く、甲子園を目指せるから」と和歌山東に進学した。「バッティング能力を上げて肩も強くしたい」 ◇フルスイング持ち味 西口天選手(2年) チームの強弱にかかわらず、番狂わせのある野球に魅力を感じてきた。持ち味はフルスイング。「長打力のあるバッターになりたい」と、練習から力強いスイングを心掛ける。