こんなプレゼントはNG タレントへの正しいプレゼントの贈り方って?
7月にアイドルグループの欅坂46が、自身の番組内の企画でバッグの中身を抜き打ちチェックしたところ、中には高価なブランド品を持つメンバーがいたことが話題になった。自分の働いたお金を貯めて買ったのか、それとも親からの誕生プレゼントだったりするのか、その辺はわからない。いずれにせよ女子高校生が誕生日のプレゼントにブランド品を贈り合うのが珍しくない昨今、芸能界で活躍するアイドルがブランド品を持っていて悪いわけもないが、アイドルのイメージにブランド品は似合わないということか。 このケースは別にしても、一方ではファンがプレゼントを贈るケースもある。アイドルに限らず人気のある芸能人のもとへは、ファンから事務所宛てにビックリするほど高額なプレゼントが届くこともあるのだとか。
せっかく贈ってもアイドルの手に渡らないケースも ものによっては即廃棄も
「ビックリしたのは、10代のアイドルにお小遣いにしてほしいと現金が送られてきたり、100万円前後と思われるエルメスのバッグが送られてきたことがあるんですよ」と明かすのは、芸能プロダクションの50代男性マネージャー。このような高額なものは受け取れない、お気持ちだけ受け取りますと事務所から丁重な手紙を添え、バッグは送り返したそうだ。 「ちゃんとした事務所であれば、あまり高価なプレゼントは受け取りません。節度あるファンはそんなことはしませんし、あまりに高価なものを贈るファンはかえって警戒されてしまいますよ。貢いだ分だけタレントに期待し、執着してしまうリスクがあるからです」(同マネージャー) 「高価なプレゼントもそうですが、生き物や食べ物は困りますね」と話すのは、別のプロダクションの30代女性マネージャー。 「生き物は飼育の問題があるので論外としても、食べ物も何が入っているかわからないじゃないですか。ウチは基本、食べ物はお断りしています。こちらとしては、善意のファンからのプレゼントの中に、悪意を持つ人からのプレゼントが混じっていてもわかりませんから、一律に扱うしかないんですよね」と理由を明かしつつ、工場出荷時のパックがきちんとされていて、どう見ても怪しくないものに関しては、スタッフやスタッフの家族の茶菓子になることもあると笑った。事務所によっては食べ物も受け取るようだが、その場合も賞味期限が短いものは即廃棄の運命になるので、事前に事務所なりファンクラブなりのルールを調べてからのほうが良さそうだ。 また、当たり前だがきちんと事務所に所属しているタレント宛てのプレゼントは、まず事務所スタッフが検品する。「よその事務所さんはわかりませんが、ウチはその時点で、ぬいぐるみや置物はすべて廃棄します。中に盗聴器が仕掛けられている可能性があるからです。いちいち調べている時間も取れないので、こういうものはすべて廃棄、とマニュアル化しています」とは、アイドルが多数所属するプロダクションの40代女性スタッフだ。