【Bリーグ開幕特集 三遠ネオフェニックス】抜群のオフェンス力は新戦力加入でさらに上積み、中地区連覇とリーグ優勝を狙う
半数の選手を入れ替えるもスタイルは変わらず
昨シーズンは序盤から連勝を続け、46勝14敗で中地区優勝を果たした三遠ネオフェニックス。チャンピオンシップでは僅差で広島ドラゴンフライズに敗れ、悔しいクォーターファイナル敗退となったものの、長らく低迷が続いていたことを考えると大きな成果を挙げたシーズンとなった。 今オフは主力を務めたコティ・クラークや細川一輝の退団はあったものの、十分なアップデートと言える補強に成功した。目玉はパリ五輪で世界の強豪相手に持ち味を発揮した吉井裕鷹(元アルバルク東京)。サンロッカーズ渋谷で先発を務めることもあったシューター津屋一球が3シーズンぶりに復帰し、滋賀レイクスのB1昇格に貢献した湧川颯斗の加入でバックコートの厚みも増した。 帰化選手には、インサイドの強さとスクリーンのうまさが光るウィリアムス ニカを島根スサノオマジックから獲得し、NBAで237試合出場したウイング、デイビッド・ヌワバの加入は大きな衝撃を呼んだ。名将・大野篤史ヘッドコーチのもと、今度こそ優勝をつかみに行くシーズンが始まる。 【注目選手】 ヤンテ・メイテン 日本に来て初めてのシーズンはケガで12試合の出場にとどまったものの、昨シーズンは56試合に出場し、平均15.6得点、7.8リバウンド、1.9アシスト、0.8スティール、1.3ブロックと大活躍。セカンドチャンスポイントがリーグ5位とインサイドの支配力は圧巻で、ヌワバとの連携も楽しみだ。 湧川颯斗 昨シーズンは高卒ルーキーながら平均20分15秒の出場で7.2得点、3.2リバウンド、2.9アシスト、1.0スティールと力を発揮。2月の越谷アルファーズ戦では24得点8リバウンド6アシスト5スティールと驚愕のパフォーマンスを見せた。昨シーズン、ブレイクを果たした佐々木隆成や大浦颯太とダブルガード起用されることが見込まれており、飛躍のシーズンとなりそうだ。 吉井裕鷹 日本代表での活躍は目を見張るものがあったが、昨シーズンのA東京では平均10分程度の出場にとどまった。対人のディフェンス力に関しては日本人選手トップクラスであることはパリ五輪の戦いぶりで証明済み。ホーバスバスケとスタイルが似ている三遠では、オフェンス面でのステップアップにも期待がかかる。
ズッボン
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