主演の今田美桜

　今田美桜主演の日本テレビ系連続ドラマ「花咲舞が黙ってない」（土曜・後９時）の初回が１３日に放送され、「第１話ゲスト」として出演した俳優に注目が集まった。 【写真】ＶＩＶＡＮＴ？初回のゲスト俳優が「安定のクズ」 　同ドラマは井戸潤氏の小説「不祥事」を原作に、杏の主演で２０１４、１５年に連ドラ化。メガバンクの内部の問題を指導し業務改善を促す「臨店班」に籍を置くヒロイン・舞が支店で巻き起こる事件を切れ味鋭く解決していくストーリー。今回は池井戸氏がドラマからタイトルを“逆輸入”したシリーズ最新作「花咲舞が黙ってない」の実写化で、キャストも一新された。（以下、ネタバレがあります。ご注意ください） 　東京第一銀行羽田支店の窓口係を務める花咲舞（今田美桜）は、ある日突然、人事異動を言い渡された。異動先は本部の支店統括部臨店班。相棒の相馬健（山本耕史）のやる気がないのは気になるが、エリート女性行員、昇仙峡玲子（菊地凛子）に憧れを抱いた舞は、本部への大抜擢だと張り切る。 　最初の臨店先は古巣の羽田支店で、苦手な先輩根津京香（栗山千明）と再会。臨店の仕事とは支店で起きた小さな問題の解決と指導、皆から嫌われる、誰もやりたがらないものだと知り、舞はショックを受ける。 　臨店班宛に、羽田支店の藤枝支店長（迫田孝也）と取引先である株式会社エトランの癒着の調査を求める内部告発のメモが届いた。舞と相馬は行員たちに聞き取り調査を進め、藤枝が支店長になって間もなく、業績に見合わない２億円もの融資を実行していたことを発見。さらにそのすぐ後に、１０００万円の不審な外注費が支払われていることが判明した。 　エトランに到着した舞は、経理の大沢あゆみ（山田真歩）に頼み込み、社内の書類を見せてもらう。すると島井製作所という会社宛の不審な支払いを発見する。情報を探るため、舞が島井製作所を突撃すると、そこにあったのは稼働していない工場で、経営実態のない会社だった。その頃相馬は、島井製作所の登記簿から、代表取締役が藤枝の妻であることを突き止めていた。 　舞は、告発文を書いたのは根津だと言い当てる。根津は、融資担当だった頃にエトランと藤枝の関係に疑問を抱き、藤枝を問いただした結果、担当していた得意先を何社も取り上げられたのだと語る。声を上げても無駄なのだと諦めた根津は、藤枝のイエスマンとなり日々をやり過ごしてきた。しかし、我慢できず臨店班として来た舞に望みを託したのだった。 　舞と相馬は、藤枝が不当に１０００万円を受け取っていた事実を暴いた。藤枝は根津に向かって「お前が告発文を出したんだな」と言って、「なんてことしてくれたんだ。だから女は信用できないんだよ！俺の人生を台無しにするつもりか！」と絶叫。これに思わず舞は「お言葉を返すようですが。不正を行って人生を台無しにしたのは支店長ご自身ですよね？台無しにされたのは根津さんの方です！」と言い返した。 　迫田は過去の出演ドラマでたびたび“真犯人疑惑”役を好演。２０２１年「天国と地獄～サイコな２人～」（ＴＢＳ系）や２１～２２年の「真犯人フラグ」（日本テレビ系）、２２年「マイファミリー」（ＴＢＳ系）、同年「エルピス―希望、あるいは災い―」（フジテレビ系）で次々とキーパーソンを演じ、ネット上で怪しまれてきた。昨年大ヒットした「ＶＩＶＡＮＴ」（ＴＢＳ系）でもテロ組織「テント」に加担する商社マンを演じた。 　今回の「花咲舞」でも抜群の存在感を見せ、ネットは「迫田さんが支店長やってる時点でクロ確定」「ホントこういう役合いすぎてｗ」「安定の悪役」「第１話の最大のはまり役は、ゲスな野郎（転落の無様さまで）をやらせたら右に出る者のない迫田孝也だった」「安定のクズ演技で出向させられるのも残当だった」「迫田孝也さん出てると大体犯人役とかの悪い役だよな笑笑」「ＶＩＶＡＮＴに続き、迫田さんの悪いお顔がだいすき」「期待を裏切らないクズっぷりと追い詰められた時の目の演技がクセになってる」と笑った。