首相参拝で厳重警備 県警「トラブルなし」 伊勢神宮周辺 三重
伊勢神宮周辺は6日、石破茂首相の参拝に合わせて多くの警察官が警備に当たった。2年前の首相参拝では、参拝前に外宮で爆竹のようなものが破裂する事件があったが、三重県警は「今回の参拝でトラブルなどは確認されていない」としている。 県警は安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件などを受け、警備体制を強化。内宮周辺では正午ごろから警察官が金属探知機で参拝者らの手荷物を確認した。県警は「警備に支障がある」として、警備に当たった人数などを明らかにしていない。 一方、この日は伊勢神宮周辺で朝から雨が降り続いた。石破首相は傘を差しながら外宮と内宮の参道を歩きつつ、笑顔で手を振ったり、握手をしたりして沿道の人らと触れ合った。 兵庫県川西市から夫婦で内宮を訪れた並河洋子さん(73)は「物価が上昇して大変だが、子育て世代はもっと大変。日本が良い国だと思えるような政治をしてほしい」と話した。 初詣に来た京都市の内澤啓さん(65)は「石破さんは首相になってから以前までのイメージと違っている。元の石破さんなら政治資金の問題を解決できると思う」と話していた。