「最初にバーディが来れば…」 伸び悩んだ勝みなみのもどかしさ
◇米国女子◇FM選手権 3日目(31日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72) 【画像】 ”祝福の雨”で今季2勝目を挙げた平田憲聖 前半の3番(パー3)で「え?」というミスが出た。勝みなみは「ティショットでシャンクしちゃって、(グリーン)右のバンカーに入れてしまって…」と、中継局WOWOWのインタビューで恥ずかしそうに振り返る。バンカー内のライも左足下がりで良くなく、ダブルボギーを叩いた。
「(3番で)今日は耐えるゴルフになるな…」と覚悟したという。予想通り、その後は我慢の連続になったが、ボギーは打たない。後半インに入ると流れが変わった。「10番でやっとバーディが来て、その後も2つ来てくれた。ホントに粘った結果、立て直せたと思います」。ダブルボギー先行後の3バーディで「71」にまとめた一日を振り返った。 ツアー残り10戦で、年間ポイントランキングは72位。来季シードを獲得できる80位以内につけてはいるが、早く“当確”といえるポイントを稼ぎたい。
通算2アンダー26位で最終日を迎える。「昨日(のホールアウト後に)『獲れるところでしっかり獲っていきたい』と思っていて、今日は惜しいのもあったけど、獲れるところで獲れたと思う。明日は行けるところまで行きたい」。2日目には前半4番から4連続、さらに10番と一気に5つスコアを伸ばした。「このコースは最初にバーディが来れば、どんどん獲れると思うので」。ポジティブにラスト18ホールを見据え、上位フィニッシュを狙う。