「断片的な情報であってもまず通報を」 郵便配達員を対象に飲酒運転の通報訓練 飲酒運転撲滅の意識向上も
RKB毎日放送
飲酒運転の疑いがある車を見つけた時に、何を確認し、どんな内容を通報したらいいかを知ってもらおうと、郵便配達に従事する職員を対象とした訓練が福岡市で実施されました。 【写真で見る】福岡中央郵便局で実施 飲酒運転の通報訓練 福岡市天神の福岡中央郵便局で実施された飲酒運転の通報訓練には配達員などおよそ70人が参加しました。 ■飲酒運転を見つけたらどんなことを通報すべき? 訓練は、配達員が業務中に、飲酒運転の疑いがある車両を発見したという想定で実施され、参加者は車両や運転手の特徴など通報すべき内容をチェックしたり、通報の手順を確認したりしていました。 福岡県警中央警察署交通第1課今富康次課長「結果的に飲酒運転はなくてもまったく問題ありません。飲酒運転するかもしれないなと思いましたら、断片的でも構いませんので通報していただきたいと思います」 ■市民の通報でことし50件以上検挙 福岡県警によりますと県内では、今年1月から4月末までに市民などから、飲酒運転の通報が669件があり、うち51件が検挙につながったということです。 ■飲酒運転撲滅の意識向上も目的 今回の訓練は、郵便配達で車両を運転する機会の多い職員に、通報の手順などを確認してもらうとともに、参加者自身に飲酒運転撲滅の意識を高めてもらおうと実施されました。 訓練終了後は参加者たちが、郵便局の前でチラシを配るなどして飲酒運転撲滅を呼びかけていました。
RKB毎日放送