氷見の旧料理旅館「はしもと屋」建て替え、8月1日オープン
氷見市中田の宿「Hashimotoya」(旧料理旅館はしもと屋)が8月1日、リニューアルオープンする。過疎化が進む中で地域の活性化につなげたい考えだ。 虻が島越しに立山連峰を望める市内唯一の宿。1912(明治45)年に創業し、代々営んできた。施設が老朽化したため、昨年8月から建て替え工事を実施。元日の能登半島地震で外壁や窓ガラスが一部破損したが、修復し準備を進めてきた。 2階建ての2階に客室3部屋、1階にダイニングを設けた。部屋数は以前の半数とし、全室から海が見えるようにした。いずれも31平方メートルで、セミダブルのベッド2台やマイクロバブルの風呂、トイレなどを備える。テレビは配置せず、自然の音を聞きながらゆっくり過ごしてもらう。 魚介をメインに氷見の豊かな食材を使った和食を提供する。1泊2食付きで1人3万3千円から。ランチの営業も考えている。 4代目の橋本卓弥さん(43)は「次の100年に向けて新しいスタイルで始める。地域のランドマークみたいな存在になっていけたらいい」と話す。