友だちとの会話に自信のない子が上手く話すコツ 自分から話さなくてもOK、相手の話を否定しない
反対に、きみが「○○が好きなんだよね」と言ったときに、相手から「興味ない」と言われることもあると思います。そんなときには、「じゃあ、何が好きなの?」と、聞いてみましょう。 どんな場合でも、相手の話を否定せずに「いいよね」と認めたり、「何が好きなの?」と好きなものを聞いたりすることで、会話の流れをつくることが、友だちになるためのいい方法だと思います。 ■いっしょに何かをやろう すでに友だちになっているけれど、まだちょっとよそよそしくて、「もっと仲よくなりたいな」なんて思っているなら、何かかんたんにできそうなことについて、「いっしょにやってみない?」と声をかけてみたらどうかな?
たとえば、授業で理科室や音楽室など、教室を移動するときに、「いっしょに理科室に行かない?」などとさそってみると、それだけでとても仲のいい友だちのような感じになります。 「さそっても、断られないかな?」と不安になるかもしれないけど、その場ですぐできることであれば、断る人は、あまりいないと思います。だいたいの人は、「うん。いいよ」「いっしょにしよう」と言ってくれるはずです。 それで、実際にいっしょに遊んだり、教室を移動したり、勉強をしたりすると、それだけで仲のよさのレベルがグンと上がっていくものなんです。
POINT 相手の好きなものを大事にしよう
齋藤 孝 :明治大学教授