開発者「ボクは裏技的な使い方はしていません」しかし、とんでもない裏技が存在。大人気スピナーベイトの使い方。
T.O.Y.2023で上位に選ばれたルアーの使い方を深掘りしていくこの企画。定番的な用法だけでなく、裏技やワンステップアドバイスなどを紹介する。まずはハードベイト部門のトップ5のルアーからゴー! 【画像】「リリースから5年」ビーブルのスペックと価格
川村光大郎(かわむら・こうたろう)
言わずと知れたオカッパリのスペシャリスト。ビーブルでのスピナベサイトをメディアで披露し、このテクニックを広めてきた。
スピナベサイトはワザのひとつに過ぎない、なんでもできてしまうのがビーブル!
リリースから5年近く経つビーブル。発売当初はスピナベサイトの印象が強かったが、最近はオールマイティなモデルとして浸透している。ズバリ、裏技的はある? 川村「ボクは裏技的な使い方は特にしていません(笑)。まあ、状況に応じてトレーラーワームをセットするくらいかな。シンプルにアピール力を高めたいときですね。よく使うのはフェロモンスティック。耐久性のあるマテリアルでズレにくいし、アクションも良いですね。テールが縦になるように挿すと、ビーブルの横揺れアクションと同調して魚っぽく震えてくれるんです。カットしても違和感のないデザインなので、チビーブルにもマッチします」
優等生なビーブルだからこそ応用力もめちゃくちゃ高い!
ビーブルにシンカーを足す、ヘビーブルというワザも。 川村「宇佐見素明さんがJBクラシックで優勝したときにウイニングルアーのひとつになったり、大津清彰さんがH-1グランプリで使って上位入賞されていました。ビーブルのスプリッターには浮き上がりを抑える効果もあるので、レンジキープ力が高い。それによって、同じ重さのスピナーベイトなら一段深いレンジを引けるし、スピードを出すこともできる。おそらく、ウエイトを背負わせても、深いレンジをより引きやすくしてくれたり、釣れるスピードやアクションを維持してくれるということなんだと思います。スピナベサイトで起きているようなバイト誘発力が、ライブサイトでも起きているのかと。もっと重いスピナーベイトはあるなかで、あえてビーブルにウエイトを背負わせ使っていることは嬉しくも、その柔軟な発想に驚きました」