「とても辛い終わり方」西岡良仁が全米OP1回戦途中棄権を報告。「繰り返し痙攣を起こしており途中呼吸困難になりました」<SMASH>
現地8月26日に開幕したテニス四大大会「全米オープン」は大会初日に男女シングルス1回戦が行なわれ、8番コートの第3試合に世界ランク53位の西岡良仁が登場。ミオミル・ケツマノビッチ(セルビア/同54位)との対戦は6-7(2)、6-2、7-5、5-7、0-1の時点で途中棄権となり、無念の初戦敗退となった。 【画像】無念の途中棄権となった西岡がXに綴った投稿原文 ケツマノビッチとはこれまで公式戦2勝2敗で、中継するWOWOWのインタビューでは「(今月の)シンシナティでは勝ちましたが、こっちの方が、コートが遅いので、ラリー戦になった時にどうなるか。タフな試合だと思いますが、良いテニスができれば勝てる可能性がある相手だと思います」とコメントしていた西岡。 その言葉通り接戦となった。第4セットではマッチポイントを握ったものの取り切れず、第5セットに突入。3時間を超え、西岡の身体は悲鳴を上げていたようだ。もも裏を伸ばしたりヒザに手を当てるような仕草を見せ、最後はコートに倒れ込んでしまった。 西岡は自身のX(@yoshihitotennis)で「沢山の応援ありがとうございました。ご心配をおかけ致しました」と綴り、その時の状況を次のように記した。 「4セット目の3-3あたりから既に痙攣(けいれん)を感じており、5-4のサーブは既に痙攣しておりました。ファイナル0-1では足よりも腰が痙攣して立てなくなりそのまま足も痙攣をしました。そのまま肩甲骨や両腰、脇腹、太腿を繰り返し痙攣を起こしており途中呼吸困難になりましたが、チームのサポートを借りながら車椅子に乗せてもらい(タンカを頼んだが来なかった)痙攣をしたまま運んで貰いました。約1時間ほど痙攣が止まらずでしたが何とか今は治りました。各部位がかなり痛くなっておりダブルスはスキップして日本に戻る予定です」 「とても辛い終わり方で、試合も勝てそうだったのが残念ですがこのアメリカシーズンはランキングも上がり自信になる瞬間も多かったので引き続きアジアシーズンも頑張って行きます。まずはデ杯(デビスカップ)で皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています」 テニスもメンタルも調子が良かっただけに非常に悔しい結末となった西岡。心身ともにリフレッシュし、デ杯(9月14日~15日/東京・有明コロシアム/国別対抗戦)のコロンビア戦では日本のファンにベストパフォーマンスを披露してくれることを期待したい。 構成●スマッシュ編集部
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