菅田将暉（右）と黒沢清監督

　俳優の菅田将暉（31）が15日、東京都内で公開中の主演映画『Cloud　クラウド』の舞台あいさつに出席。第29回釜山国際映画祭で「アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞した黒沢清監督（69）と受賞記念トークイベントを行った。 　転売を題材に黒沢監督がオリジナル脚本も手がけたサスペンス・スリラー作品。来年3月に授賞式が行われる第97回アカデミー賞の国際長編映画賞の日本代表作品にも決定している。 　黒沢監督が持参した受賞トロフィーを手にした菅田は「けっこう重い」と驚き、「おめでとうございます」と祝福。黒沢監督も「頑張りました」とあいさつして会場は拍手に包まれた。 　黒沢監督は映画祭で長すぎるレッドカーペットに困惑したエピソードも披露。監督から対処法を尋ねられた菅田は「僕も経験ない。それとなく笑顔でやり過ごすと思う」とアドバイスした。 　映画について黒沢監督は「菅田将暉が支配する映画。ダークな菅田将暉を存分に楽しんで！」とアピール。一番うれしかった映画の感想を問われた菅田は「同業じゃない友だちが『メッチャ面白かった』と。このテンションは初めてかな。みんな初体験なのかな」と喜んだ。