離婚後の結婚指輪の行方、第1位は「売却」だが…昨今流行る、まさかの処分方法「木槌を使って、せーので」【弁護士が解説】
結婚指輪を処理する際の3つの注意点
結婚指輪を相手に返す、売却するといった場合、それぞれで注意すべき点があります。これを押さえずに処分してしまうとトラブルになりかねないので覚えておきましょう。 返すなら…スマートなタイミングで 結婚指輪を相手に返す選択をした場合、タイミングを考えないといけません。最も適しているタイミングとして相手に離婚届を渡すときです。離婚届に自分の印鑑とサインをし、結婚指輪を相手に渡せば角が立ちません。 結婚指輪だけ単独で相手に送りつけると反感を買うケースもあります。必要以上に相手にインパクトを与えることはありません。相手を傷つけないで自分の気持ちを整理をつけることを念頭に置いての対応が望ましいです。
できる限り高く売るなら…事前準備を 結婚指輪を高く売る方法のひとつがネットオークションです。しかし、売れない可能性もあればトラブルのリスクもあることを覚えておいたほうがよいでしょう。 簡単に高く売りたい場合は買取ショップを利用しましょう。店頭買取、宅配買取、出張買取といったさまざまな売り方があるのが大きなメリットです。買取ショップを利用する前には見積もり査定をしておくに越したことはありません。複数のショップに査定を出して、最も高いところを選択すれば失敗は少なくなります。婚約指輪や結婚指輪専門の買取サービスのあるジュエリーショップに持っていき、査定してもらうのもひとつの方法です。 事前の準備いかんによって結婚指輪の売却価格が変わることを覚えておきましょう。 相手の経済状況を加味して 離婚相手が経済的に困窮している場合、お金になるものをなんでも望むこともあります。法律的に返還義務はないものの、結婚指輪の返却を望んでくる相手にどう対応するかも考えておくべきです。 経済的に困窮していることが理由で相手と先々まで連絡を取り合う可能性まで考え、速やかに結婚指輪を渡す方法もあるでしょう。相手の性格や経済状況を加味しての対応が求められます。特に経済状況に困ることがなく、さらに本当に離婚したことを実感できるのなら、後のトラブルを避けるために要求どおりするのもひとつの方法です。