【独自】“闇バイト”応募から4カ月で人の命を奪う…実行犯が語った実態 特殊詐欺から凶悪犯罪へ“エスカレート”する怖さ
「お前がやったことだから知らない」と突き放され…
その事件の実行犯の1人が、須江拓貴被告(28)。 闇バイトでつながった人物から、秘匿性の高いアプリ「テレグラム」で強盗に入る家の詳細な情報が送られてきていた。 須江拓貴被告: 住所・ターゲットの名前・家族構成・部屋の間取りが送られてくるので、自分たちで下見に行き、入るか入らないかは現場の判断だった。 人の命を奪う前に、どこかで引き返すことはできなかったのか? 須江拓貴被告: 指示役から、「捕まったとしても、面倒を見てあげるから安心してほしい」と言われた。 しかし…。 須江拓貴被告: でも逮捕された後、「お前がやったことだから知らない…」と突き放された。 当然助けてくれるはずもなかった。 接見した記者が感じたのは…。 フジテレビ社会部・小山浩隆記者: 酒井被告は特殊詐欺絡みの闇バイトに応募してから、わずか4カ月で強盗致死事件を起こした。 金欲しさに犯行がどんどんエスカレートしていく、その怖さを感じた。 〝闇バイト〟に手を出そうと考えている人に伝えたいことを、最後に2人に聞いてみた。 酒井佑太被告: 情報をしっかりと判別して、周りに流されないでほしい。 須江拓貴被告: 割にあってないからやめるべき。人生きつくても、そこだけは手を出さないでほしい。
狛江市の強盗致死事件で永田陸人被告に無期懲役
そして2023年、東京・狛江市で90歳の女性がバールで殴られ死亡した事件。 実行犯、永田陸人被告も〝闇バイト〟に応募したことが事件に関与するきっかけだった。 永田陸人被告: 全く関係のない人を死なせることは人間じゃない。自分には死刑が一番ふさわしい。 裁判で自分がやってしまったことに涙を流しながら「極刑にして欲しい」と訴えていた永田被告。 7日、無期懲役の判決が言い渡された。 (「イット!」 11月7日放送より)
イット!