3LDKの典型的なマンションが家具と壁面の変更で大胆に一新!
年齢と共に変わる人生のステージに合わせたスタイリングとは?
典型的な3LDKのマンションのスタイリング事例をご紹介。家具と壁+プチリフォームで大胆にイメージを一新しました。 【写真集】3LDKの典型的なマンションが家具と壁面の変更で大胆に一新! 「シンプルモダンが基本的に好きだけれど、木の温かみもほしい」というオーダーから、イタリアモダンと北欧のミックススタイルにコーディネートの軸が決まりました。そして全体的にコーディネートの味付けを“濃い目”に設定。色や素材感を空間に少しづつ足していき、空間で過ごし視線を少し変えるだけで、異なる色と素材と共にさまざまなシーンが現れ、日々の暮らしが彩りのあるものになります。それではメインスペースとなるリビングダイニングから解説していきましょう。
リビングダイニング:イタリアモダンに北欧ヴィンテージを加えて深みを出す
・ソファはニュートラルカラーのグレーをまず選ぶ LDKは比較的コンパクトだったので、ものの密度が必然的に高くなり、アイテム同士の距離が近ければ近いほど色合わせの厳密さが必要になります。そこでミディアムグレーのファブリックをおすすめしました。グレーはほとんどすべての色を受け入れられます。この張地はグレーのなかでも寒色でもなく、暖色でもない本当にニュートラルな色調。ここからスタートすることで、他のアイテム選びも自由度が増します。
・カーテンはほどよい主張を カーテンは開けたときと閉めたとき、昼と夜、そのすべての見え方を考慮しなければなりません。特にこの空間は窓のサイズが横幅4mほどなので、閉めたときのボリュームがかなり大きくなります。 色と柄は取り入れたいけれど悪目立ちしてしまうことも…。でも、日々の暮らしの彩りもほしい。そこで“くすんだイエローでかつ生地自体が薄いレースとドレープ(厚手のカーテン)の中間的なタイプ”を選びました。
ベッドルーム:リビングダイニングよりもインパクトを!色と素材で気分を変える
一般的にベッドルームはLDKよりも落ち着いた印象するが、ここでは逆。より華やかに仕上げました。新しい人生のステージを始める場所として、LDKだけでなく住まい全体でインテリアを楽しんでいただきたいと思ったからです。 「ベッドルームは夫婦別で」という要望を受けて、それぞれ異なる表情と機能をもたせているが、壁紙の採用やポイントカラーを使うルールを設けて統一感を出しました。 いかがでしたでしょうか。典型的な間取りであればあるほど、既成概念にとらわれないこと。デザイン・サイズ・色をバランスをとりながら選ぶことで、心躍りかつ穏やかな日常の舞台となるインテリアが完成しました。