読谷村の新スポットは「ゆんラボ・未来館」 命名者「図書館にスタバやカインズも楽しみ」 2025年10月開館予定
【読谷】読谷村は11月27日、図書館や村史編集室などが入居する複合施設「(仮称)読谷村総合情報センター」の愛称を「ゆんラボ・未来館」に決定したと発表した。同村渡具知の饒波亮汰さん(31)が考案。饒波さんは「村内外の多くの人が愛称に親しみを持ってもらえたらうれしい。新たな図書館の完成が 楽しみだ」と期待した。来年10月の開館を予定している。 【イメージ図】カフェを併設し居心地の良い空間を演出する新たな村立図書館 愛称には、未来の村づくりの基本となる施設になってほしいという願いを込めたという。幅広い年齢層が学び、研究の場として使うことを想定し「labo(研究室)」。「ゆん」はユンタンザ(ウチナーグチで読谷村の意)から名付けた。 饒波さんは現在の村立図書館のヘビーユーザー。「農業をしているため作物の栽培方法を調べたり、趣味で読谷村の歴史について学んだりしている。新たな施設はスタバやカインズなども併設されると聞いている。完成が楽しみ」と話した。 村は図書館の入り口に「ゆんラボ・未来館」と書かれた看板を設置する予定。愛称の公募は読谷高校2年生の晒谷明璃(さらしやめいり)さん、知名希来里さん、知花心春さん、石原律希さんが提案した。村内外から378件の応募があり「親しみやすさ」「呼びやすさ」などを基準に高校生や図書館協議会が選んだ。 石嶺傳實村長は「夢のあるリズム感のいい名前を付けてくれた。地域の活動拠点となるような新しい施設を造る」と意気込んだ。知名さんは「親しみやすく呼びやすい名前。地域から愛される場所になってほしい」と笑顔で話した。(中部報道部・又吉朝香)