イルカ水槽ピカピカに のとじま水族館、東京の業者が支援
七尾市ののとじま臨海公園水族館で22日、東京のガラス研磨業者がイルカ、アシカショーで使われる水槽のアクリル板を磨いた。能登半島地震を受け、県内外の施設に避難したイルカの「里帰り」に向けて準備を進めた。 幅1・8メートル、高さ1・3メートルのアクリル板6枚は、開館42年で付いた傷でくすんで見える状態。「Revive and design」の社員11人が研磨機を使ってアクリル板をピカピカにした。 イルカやアシカは震災直後から越前松島水族館(坂井市)など5府県の施設に避難している。のとじま水族館は年内の展示再開を目指している。展示・海洋動物科の加藤雅文科長は「イルカもお客さんの顔がよく見えるようになって喜ぶだろう。きれいな水槽で早く再会したい」と話した。