主要観光施設の夏期入り込みまとめ 3年連続で50万人超える 鴨川(千葉県)
鴨川市は、7月1日~8月31日の夏期期間中における市内主要観光施設の入り込み数を独自に調査し、結果を公表した。それによると2カ月間の入り込み数は、53万7395人で、3年連続で50万人を超え、コロナ禍前の2019年を上回った。 鴨川シーワールド、道の駅鴨川オーシャンパーク、里のMUJIみんなみの里、誕生寺、清澄寺、内浦山県民の森、鯛の浦遊覧船、小湊ウオポート、太海フラワー磯釣りセンター、仁右衛門島、大山千枚田、カモガワシーサイドベースの12施設。個別の公表はなく合計で発表された。 7月は22万5904人(前年比0・1%増)と前年並みで、8月は中旬以降に相次いで発生した台風の影響などもあり、31万1491人(同3・2%減)だった。2カ月の合計は、前年と比較すると1・9%減となったものの、19年を17・1%上回った。 また、昨年に続き通常開設となった海水浴場は、5カ所を開設。7月は1万4437人(同39・7%増)、8月は3万2359人(同9・0%減)で、計4万6796人(同2・0%増)となっている。 市商工観光課では「コロナ後の国内旅行ニーズの高まりなどもいったんの落ち着きが見られるとともに、8月中旬以降に発生した複数の台風の影響により、前年に比べ観光施設の入り込み客数は減少したとみられる」と分析。 今後の方針として「今後も観光資源の磨き上げを行い、観光事業者との連携強化を図りつつ、これまで以上に地域の魅力を発信しながら、さまざまな方法で誘客活動を進めていく」としている。