「餃子の王将」社長射殺事件、裁判官のみで審理へ…最高裁
「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東(おおひがし)隆行さん(当時72歳)が2013年に射殺された事件で、殺人罪などで起訴された特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組幹部、田中幸雄被告(58)の公判について、最高裁第2小法廷(尾島明裁判長)は6日付の決定で、裁判員裁判の対象外とした1審・京都地裁、2審・大阪高裁の決定を支持し、弁護側の特別抗告を棄却した。 【表】一目でわかる…田中容疑者が工藤会系組員になってからの経緯
今回の決定で、田中被告の公判は裁判官のみで審理されることが決まった。裁判員法は裁判員に危害が及ぶ恐れがある場合などに裁判員裁判の対象から除外できると規定している。