獅司、勝ち越し決め新入幕へ前進 ウクライナ出身者として初「あと１番頑張ります」
＜大相撲秋場所＞◇14日目◇21日◇東京・両国国技館 西十両2枚目の獅司（27＝雷）が、ウクライナ出身者として初の幕内に前進した。 藤青雲を左からの上手出し投げで勝ち越しを決めた。「今日は我慢していけた。よかったです。前に出ることができた」。この日、西幕下4枚目の安青錦（安治川）が6勝目で来場所の新十両昇進を濃厚にした。ウクライナから新入幕と新十両のダブルの「めでたい」が濃厚となった。 獅司は20年春場所で初土俵を踏んだ。昨年名古屋場所の新十両から8場所。大きな目標に近づいてきた。「勝ち越してよかった。あと1番頑張ります」。まだ得意ではない日本語で精いっぱいの喜びと意気込みを表現した。
