1軍復帰はいつ…?ファーム調整が続く主力投手(4)中日のエース候補が“苦悩”
3月29日に開幕を迎えた2024年のプロ野球。幸先の良いスタートを切った選手がいる一方で、開幕からファームでの調整が続く選手もいる。特に主力投手が出遅れることは、チームの勝ち星にも大きな影響を与えることとなる。そこで今回は、早期の復帰が望まれているチームの主力投手を紹介したい。
髙橋宏斗(中日ドラゴンズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:186cm/86kg ・生年月日:2002年8月9日 ・経歴:中京大中京高 ・ドラフト:2020年ドラフト1位 今季は山本由伸(現:ロサンゼルス・ドジャース)の投球フォームを取り入れるなど、試行錯誤を続けていた髙橋宏斗。しかし状態が上がらず、開幕を二軍で迎えることになった。 中京大中京高から2020年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーは二軍暮らしとなったが、翌2022年に早くも一軍デビュー。同年は19試合に登板し、6勝7敗、防御率2.47の好成績を残した。 昨季は開幕前に行われた第5回WBCの日本代表に選出。同年のレギュラーシーズンでは25試合(146回)を投げ、7勝11敗と勝ち星には恵まれなかったが、防御率2.53をマーク。初の規定投球回もクリアした。 今季は開幕投手候補と期待されたが、オープン戦では3試合登板で防御率5.00。被安打12、与四死球7と低調な結果に。開幕を目前にして、立浪和義監督は二軍再調整を決断した。 それでも、4月7日の福岡ソフトバンクホークス二軍戦では完封勝利を挙げるなど、ファームでは無双状態。一軍昇格へ向け、万全の調整を続けている。開幕ダッシュに成功したチームに、さらなる追い風を吹かせたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部