ジェニファー・ロペス、「年を取った」と司会者に言われて余裕の対応「そんなことを言うなんて笑える」
最新作『Unstoppable(原題)』のプロモーション中のジェニファー・ロペス。現地時間12月15日(日)にロサンゼルスで開催された上映会に出席、他の出演者とともにQAセッションに参加した。司会を務めたのは雑誌『バラエティ』のベテランエディター、クライトン・デイヴィス。 【写真】ジェニファー・ロペスのアイコニックな歴代ファッション・クロニクル
デイヴィスはQAの中で女優としてのジェニファーのキャリアを振り返り、初期に出演した1997年の映画『セレーナ』について触れた。これは彼女がゴールデン・グローブ賞にノミネートされた作品で、女優としての躍進のきっかけになった重要な1本である。デイヴィスはこの作品がもうすぐ30周年を迎えることを明かすと「その頃、あなたは60歳だ」。厳密にいうと2027年のジェニファーは58歳なのだが、四捨五入したもよう。ジェニファーが微笑みながら「ワオ!」と驚いて見せると、デイヴィスは冗談めかして「あなたも年を取った」。ジェニファーは「そうだね」と答え、さらに「私が『年を取った』っていうなんて笑える」と笑いながら付け加えていた。
エンタメサイト「TMZ」によると会場にいたファンの中には「彼、本当に年齢のことを言ったの?」と声に出して驚くものもいたという。デイヴィスはこのコメントを聞いたのか自分の発言はジョークだったと説明していた。とはいえジェニファーは驚くことも気分を害することもなく、デイヴィスの発言をこれまでのキャリアに感謝するきっかけに。「長い間支えてくれた」ファンに感謝すると「なんという旅路だったんだろう。正直なところ、最高なのはこれからだって思っている」。ちなみにジェニファーは先月もデイヴィスのポッドキャストで彼の質問に答えている。2人の間に信頼関係が成立していたからこそのやりとりだと見るマスコミも。
ジェニファーはこのセッションで年齢を重ねると「人としてもアーティストとしても、自分をより深く掘り下げることができるようになった」とも語っている。この映画で彼女が演じたのは、生まれつき片足がない実在のレスラー、アンソニー・ロブレスの母親役。ジェニファー曰く「こういう役柄は本人が許せば、ある意味でその人を変えてくれる。人生の中で必要なときにあなたのところにやってきて、あなたを成長させ、癒してくれるものだから」。アンチエイジングを批判、年を重ねることを前向きに評価するセレブも増えているハリウッド。年齢に関する話題をタブーにしないところも含め、ジェニファーの発言はまさにエイジングを称えるものといえそう。