住宅ローンの金利推移(変動・固定)は? 最新の動向や金利タイプの選び方も解説【2024年10月】
住宅ローン「10年固定金利」推移、動向、最新のランキングは?
2024年10月の「10年固定金利(新規借入)」の動向は、調査した主要13行の住宅ローン金利について、7行が金利を引き下げ、SBI新生銀行、みずほ銀行、ソニー銀行は金利を据え置きました。 一方、「10年固定金利(借り換え)」は、長い間、りそな銀行とみずほ銀行が低金利を争っている状態が続いていましたが、りそな銀行は5位以下に転落。半年以上もの間トップを独占し続けるSBI新生銀行を、みずほ銀行が追う形となっています。 上位銀行の10年固定金利推移 以下は新規借り入れの上位銀行の10年固定金利の推移です。 1位、SBI新生銀行 年1.100%(前月比±0.000%)住宅ローン 当初固定金利タイプ 手数料定額型(新規借入) 2位、みずほ銀行 年1.350%(前月比±0.000%)みずほネット住宅ローン(固定金利選択、ローン取扱手数料型、新規借入) 3位、PayPay銀行 年1.115%(前月比+0.040%)住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)頭金10%以上 4位、イオン銀行 年1.610%(前月比▼0.110%)住宅ローン 金利プラン・定率型(新規借入、頭金20%以上) 5位、三菱UFJ銀行 年1.110%(前月比+0.060%)住宅ローン(事務手数料型) 2024年10月の上位5銀行については、SBI新生銀行、みずほ銀行が金利を据え置き、イオン銀行は金利を引き下げ、PayPay銀行、三菱UFJ銀行は金利を引き上げました。 銀行は「10年固定金利」を固定金利選択型の中核に据えていることが多く、激戦区となっています。 10年固定金利の推移(主要銀行) 以下は、主要銀行の10年固定金利の推移(2018年1月~現在まで)です。 10年固定金利の動向 10年固定金利については、10年国債金利をベースにしている銀行が多いと考えられます。 10年固定の住宅ローン金利は、今後も日銀の利上げ期待と欧米の利下げにより、細かい上下動を繰り返しながら、徐々に上昇していくものと予想しております。 金利を引き上げた三菱UFJ銀行は、2024年2月から4月には1.0%未満に金利をつけるなど、イケイケの金利設定をしており、今後の金利次第では、再び1.0%未満もあるかもしれません。(実質的な)借入期間が短い人は、注目しておいてもよいかもしれません。