昨季はヘタフェで活躍したグリーンウッド[写真]=Getty Images

　マルセイユは18日、マンチェスター・ユナイテッドからイングランド人FWメイソン・グリーンウッドが完全移籍で加入することを発表した。 【ハイライト】昨季ヘタフェで躍動したグリーンウッドのプレー集 　現在22歳のグリーンウッドは7歳からマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属し、2019年には17歳の若さでトップチームデビュー。2020年9月にはイングランド代表デビューも飾り、クラブからは背番号「11」を与えられるなど将来を期待され、公式戦通算129試合の出場で35ゴールを記録した。 　しかし、2022年1月に恋人に対する強姦と暴行容疑で逮捕され、マンチェスター・ユナイテッドでの活動が停止に。2023年に入って起訴が取り下げられたものの、双方合意の上で同クラブから退団することが発表され、ヘタフェにレンタルで加入。迎えた2023－24シーズンは公式戦36試合の出場で10ゴール6アシストをマークするなど存在感を放った。 　レンタル先で結果を残し、期限満了に伴って保有元のマンチェスター・ユナイテッドへ復帰したグリーンウッド。今夏の去就に注目が集まっていたなか、18日になって新天地がリーグ・アンのマルセイユに正式決定した。 　背番号は「10」に決定。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、契約期間は2029年6月30日までの5年間。移籍金は基本額が2600万ユーロ（約44.5億円）、ボーナス条項が500万ユーロ（約8.5億円）に設定され、マンチェスター・ユナイテッドはマルセイユが同選手を売却した際に発生する移籍金の50パーセントを受け取る権利を手にするとされている。 　なお、同氏によると、マルセイユのパブロ・ロンゴリア会長とスポーツアドバイザーのメディ・ベナティア氏が数週間にわたって契約交渉を行い、今夏マルセイユの指揮官に就任したロベルト・デ・ゼルビ監督が毎日のようにグリーンウッドに電話をかけて契約を成立させたようだ。