なでしこジャパンFW清家貴子のAFC最優秀選手受賞で、今後日本人選手のヨーロッパ移籍が増える?所属クラブ指揮官が太鼓判
アジア・サッカー連盟(AFC)は29日、ソウルで年間表彰式を行い、女子日本代表「なでしこジャパン」のFW清家貴子が最優秀選手に選出された。清家が所属するブライトンの地元メディア『TheArgus』は、これがきっかけとなり今後日本人選手のヨーロッパ挑戦が増えるかもしれないと報じていた。 【一覧表】女子サッカー最新FIFAランキング。なでしこジャパンの順位は? 清家は、WEリーグの三菱重工浦和所属時の23-24シーズンに女子アジア・クラブ選手権優勝に貢献。さらにリーグ2連覇も達成した。7月にイングランドのブライトン・ウィメンに移籍している。 現在ブライトンを率いる元オーストラリア代表DFダリオ・ビドシッチ氏は、「日本人は素晴らしいサッカー選手だと思う。技術的に優れており、(素行などに)問題があったなんて聞いたことがない。彼らが間違ったことをしたとして、メディアで取り上げられることはないだろう」と日本人選手の特徴について言及した上で、清家がアジア最高の選手になったことにより今後ヨーロッパにも日本の選手が増えるだろうと予想していた。 「チームにおいて日本人選手たちは究極のプロフェッショナルだ。彼女らは一生懸命働いており優秀だ。男子チームと女子チームの両方でその証拠がある。特に私たちのサッカークラブでは、男子チームでは日本代表の三笘薫、女子チームでは清家が活躍している。これは我々だけの問題ではなく、今後リーグ全体、そして世界中で同じことが起こりうる」 さらに同監督は、「イングランドだけではなく、ヨーロッパや世界最大のリーグ、世界最高のクラブへ移籍する選手がさらに増えても驚かないだろう」と、日本人選手たちが今後欧州の舞台で活躍する可能性は高いと指摘している。
フットボールチャンネル編集部