全仏オープン

準決勝で敗れたキャスパー・ルード[画像/ゲッティイメージズ]

テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は日本時間8日（現地7日）、男子シングルス準決勝が行われ、第7シードのC・ルード（ノルウェー）は第4シードのA・ズベレフ（ドイツ）に6-2, 2-6, 4-6, 2-6の逆転で敗れ、準決勝敗退。3年連続の決勝進出とはならなかった。 【アルカラス、ズベレフ、ルードら全仏OP組合せ】 世界ランク7位で25歳のルードは今大会、1回戦で世界ランク137位のF・メリジェニ アウベス（ブラジル）、2回戦で同32位のA・ダビドビッチ フォキナ（スペイン）、3回戦で第28シードのT・M・エチェベリー（アルゼンチン）、4回戦で第12シードのT・フリッツ（アメリカ）を撃破。準々決勝では第1シードのN・ジョコビッチ（セルビア）と対戦予定だったが、ジョコビッチはひざの負傷で棄権したため、不戦勝で4強入りとなった。 準決勝、ルードは2度のブレークに成功し第1セットを先取するも、第2セットはズベレフに4本のサービスエースを決められるなどブレークチャンスを1度も握ることができずにセットカウント1－1に追いつかれた。 第3セット、胃の不調を訴えたルードはベンチで下を向きうつむく機会が増えていく。このセットと第4セットでは計3度のブレークを許し、2時間35分で力尽きた。 試合後の会見でルードは「ちょっと不運だった」とコメント。 「スタートは良かったんだけどね。第1セットの中盤から終盤にかけて、胃に違和感を覚え始めたんだ。それで、強度とエネルギーレベルを維持することができなかったんだ。それが僕を悩ませ、プレーを制限していた。残念だった。深刻なものでも、長く続くものでもないと思うけど、第1セットで出てしまったものだからね」 「今はまだ答えはわからないけど、ただ、なぜ今日なのかということにがっかりしている。なぜ、3日間の休みがあった昨日や一昨日ではだめだったのだろう？ちょっと不運だったね。試合をとても楽しみにしていたんだ。いいスタートを切れたけど、残念ながら、それを維持することはできなかった」 四大大会初制覇のかかるズベレフは決勝で、第3シードのC・アルカラス（スペイン）と対戦する。アルカラスは準決勝で第2シードのJ・シナー（イタリア）を下しての勝ち上がり。