能登半島地震を乗り越え桜満開の能登さくら駅の復活を信じて活動する”桜娘ズ。”の思いとは
のと鉄道全線再開…佐藤さん大役が
そして、4月6日。 佐藤さん: 意外と似合うのよ。 記者: なんていうんですか? 佐藤さん: 出発進行だって。GOだと思ってた。ありがたいことだけど緊張するよね~。 なんと佐藤さん、全線復旧に合わせ一日駅長をまかされたのだ。 佐藤さん: みなさん頑張っていただいて… のと鉄道の人: 嬉しいです。 佐藤さん: この日に間に合わせるのもすごいです。 午前6時12分 佐藤さん: 出発進行! 1番列車は警笛を鳴らし、少しずつ進んでいった。
運転再開を待つかのように待望の桜が開花
佐藤さん: このあたたかさならお昼くらいからどんどん咲いてくると思うわ。ほら、咲きたくて仕方がない、ぽろぽろぽろぽろ、見てても分かるくらい咲いてくるよ。 2007年の地震の時には咲かなかったと言う桜が咲いたのだ。さらに、地震後、佐藤さんのもとにはこれまで駅で知り合った人などから、応援のメッセージとともに花の苗や種が届いていた。 また、地元の人から断水で栽培できなくなった花やハーブを譲り受け、駅を訪れた人に配ることにした。 佐藤さん: これはかわいい花が咲くんですよ。シバザクラと見違えるほど 訪れた人: へ~! 花をきっかけに会話がはずむあのころの光景が戻ってきた。 花を受け取った人は: いつものさくら駅でよかったです。みんなまたここに訪れてくれたら、能登も元気になりますね。 佐藤さん: お花を植えてもらって、能登半島を全部お花でいずれお迎えできればいいなと。能登のやさしさを伝えていけたらいいなと思っています。 桜娘ズ。が届けたい思いがホームにあった。『ありがとう頑張ります』 佐藤さん: 『ありがとう』という言葉を伝えたいんですよ。だからあそこに並べたんですけど。 電車の音: カンカンカンカン 佐藤さん: きたきた…なつかしの… 列車に向かって手を振る佐藤さん。この光景も戻ってきた。 佐藤さん: これからですね、始まりましたね。 (石川テレビ)
石川テレビ