【ブンデス第11節プレビュー】デア・クラシカー惨敗のドルト、伊藤シュツットガルトとの上位対決
前節はバイエルンとドルトムントによる優勝戦線を占うデア・クラシカーが行われ、例年通りバイエルンの圧勝に終わった。そしてFW浅野がドッペルパックでボーフムに今季初勝利をもたらしている。迎える第11節、バイエルンの前に惨敗した4位ドルトムント(勝ち点21)は、DF伊藤の3位シュツットガルト(勝ち点21)との上位対決に挑む。 ドルトムントはバイエルン戦、開始9分までに2失点を喫し、早々に敗色濃厚とさせられてそのまま完敗に終わった。バイエルンとの実力差をまざまざと見せつけられた中、ずるずると引きずりかねないかと思われたが、火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ニューカッスル戦では2-0と勝利。すかさずバウンスバックし、チームとして力のあるところを示した。同勝ち点で並ぶシュツットガルトを下し、もう一度バイエルンへの挑戦権を手にしたい。 対するシュツットガルトは前節、昇格組ハイデンハイムに敗戦。ポゼッションでは上回る展開としたが、決め手を欠き、2連敗となってしまった。FWギラシー不在が明らかに響いているが、ヘーネス監督は復帰を焦らせない方針のようで今節も欠場が濃厚。代役FWウンダブに引き続き期待が懸かる。左サイドバックでスタメン予想の伊藤はMFロイスやMFアデイェミらとのマッチアップが予想されるが、抑え込むことができるか。 ドルトムントを粉砕した2位バイエルン(勝ち点26)は、シュツットガルトを下した13位ハイデンハイム(勝ち点10)と対戦する。バイエルンはドルトムント戦、直前のDFBポカール敗退の憂さを晴らすような快勝劇とした。そして水曜に行われたCLではガラタサライ相手に2-1で勝利。早くもグループステージ突破を決め、ブンデスリーガに集中できる状況とした。盤石の状態でハイデンハイムを下しにかかる。 浅野のドッペルパックでようやく今季初勝利を挙げた14位ボーフム(勝ち点8)は最下位ケルン(勝ち点5)と対戦する。残留を争うであろう前節ダルムシュタット戦ではほぼ互角の内容だった中、浅野のゴールで勝利をもぎ取ったボーフム。14位にジャンプアップできた中、今節も残留を争うライバルとなることが濃厚なケルンとの対戦だけに勝っておきたいところ。浅野の連発に期待したい。 MF堂安の8位フライブルク(勝ち点14)は、5位ライプツィヒ(勝ち点20)と対戦。前節ボルシアMG戦では見せ場なく1-3とビハインドの状況でピッチを後にした堂安。今節も先発予想となっているが、早くもCLベスト16進出を決めたライプツィヒ相手にインパクトを残せるか。 ◆ブンデスリーガ第11節 ▽11/10(金) ボルシアMG 4-0 ヴォルフスブルク ▽11/11(土) 《23:30》 バイエルンvsハイデンハイム シュツットガルトvsドルトムント アウグスブルクvsホッフェンハイム ダルムシュタットvsマインツ 《26:30》 ボーフムvsケルン ▽11/12(日) 《23:30》 レバークーゼンvsウニオン・ベルリン 《25:30》 ブレーメンvsフランクフルト 《27:30》 ライプツィヒvsフライブルク
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