【広島】アドゥワ誠、リーグ最多タイ5勝目の権利 自身最多115球で粘って6回2失点
◆JERAセ・リーグ DeNA―広島(26日・横浜) 広島のアドゥワ誠投手が、プロ最多となる115球で6回2失点と粘り、リーグトップに並ぶ5勝目の権利を手にマウンドを降りた。 いきなり2点の援護をもらった初回は先頭・蝦名に初球を左翼席に運ばれた。続く桑原にも左中間二塁打を浴びたが、追加点は与えず。再び2点リードとなった4回は2死一、二塁から再び蝦名に、今度は中前適時打で1点を返された。 毎回の8安打を浴びながら、何とか踏ん張った。すでに92球を投じた後の6回の打席にも立って続投。6回は2死一、三塁のピンチを背負ったが、最後は桑原の痛烈なライナーを三塁・田中が好捕。味方の好守にも助けられた。 今季は自身初の開幕ローテ入りを果たした右腕。100球を超えたのは今季初めて。先発で14試合に登板した19年は6試合で100球を超えたものの、111球が自己最多だった。 前日はベンチ入りの9投手すべて使い切るなど、2戦連続の延長戦でリリーフ陣の酷使も懸念されていた中、先発の役割は果たした。
報知新聞社