石川の災害ごみ、244万トン 25年度末の処理完了目指す
石川県は6日、能登半島地震で倒壊した建物のがれきなど県内の災害廃棄物の推計量が244万トンに上ると発表した。県内の年間ごみ排出量約7年分に当たる量で、被害の大きかった半島北部の2市2町が全体の約6割を占める。県は海上輸送も活用し、県外も含む広域処理を進める方針で、2025年度末の処理完了を目指すとしている。 馳浩知事は同日の記者会見で「被災者の生活再建を最優先に、災害廃棄物を迅速に処理したい」と述べた。 県によると、珠洲、輪島、能登、穴水の2市2町の推計量は151万3千トンで、年間ごみ排出量の59年分だった。