大学生の彼女は父親が社長だそうで、月に25万の仕送りを受けているようです。流石に高すぎますよね?仕送りの相場を教えてください!
大学に通う頃になると自分の親の仕事もある程度は把握し、そのうえで、年収に関して察しがつきやすくなる人も多くなるでしょう。 それが自分のお小遣いや仕送りの金額に大きな影響を与えていることを認識する人も出てきます。身近に、多額の仕送りを受け取っている大学生がいたら、一般的な仕送り金額が気になるのも当然です。 今回は、大学生が受け取っている仕送り金額の相場をみていきましょう。
大学生の生活費はどのくらい?
そもそも、大学生になると生活費にどの程度の金額が必要になるのでしょうか。全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」の概要報告によると、2022年の下宿生の平均生活費は、1ヶ月あたり約12万3600円でした。調査年によって差はあるものの、ここ10年ほどは12万円前後が相場となっています。 独立行政法人日本学生支援機構の「2020年度学生生活調査」の結果もみてみましょう。こちらでは、アパート等に住んでいる大学生(昼間部)の1年間の平均生活費は110万8000円でした。1ヶ月あたりでは、約9万2000円の計算となります。 調査によって差があるのは、調査対象や、どこまでを生活費や支出に含むかが異なるためとみられます。いずれにしても、自宅から離れたところに暮らしながら大学生活を送る場合、毎月10万円前後の生活費が必要になるといえるでしょう。
大学生への仕送り金額の相場
つづいて、大学生への仕送り金額の相場をみてみます。全国大学生活協同組合連合会の調査報告によると、下宿生が受け取っている2022年の仕送り金額の平均は、1ヶ月あたり約6万7700円でした。 同調査では2013年から毎月平均で7万円を超えていたため、2022年は例年よりも減少した結果となっています。日本学生支援機構の調査結果では、2020年度の大学生(昼間部)の収入のうち、家庭からの給付は年間平均で114万4700円でした。1ヶ月あたりでは、約9万5400円です。 さらに、他の調査結果もみてみましょう。日本政策金融公庫の「2021年度教育費負担の実態調査結果」によると、自宅外通学者への仕送り金額は、年間平均で95万8000円でした。1ヶ月あたりでは、7万9800円です。 上記で紹介した調査結果よりも低い金額が出ているのは、こちらの調査が高校生以上の子どもを持つ人へのアンケートとなっているためとみられます。 また、東京私大教連の「2022年度私立大学新入生の家計負担調査」の結果によると、1ヶ月あたりの仕送り金額は平均で8万8600円でした。これは首都圏の私立大学に入学した生徒への調査結果です。