マツダのロータリー第4弾「カペラ」誕生。価格約70万円は現在なら440万円!【今日は何の日?5月13日】
●市場からいったん撤退も、2023年に復活を果たしたロータリー
好調だったカペラに、1970年代半ば突如オイルショックと厳しい排ガス規制の逆風が襲ってきた。特殊なロータリーエンジンの構造から燃費と排ガスに課題があったロータリー車は、ガソリン車以上の大打撃を受け、販売が一気に低迷。 その後も、マツダはロータリーエンジンの改良を進め「コスモAP」や「RX-7」などの人気のロータリー車を投入したが、結局2000年を迎える頃には対応が困難になり、2012年「RX-8」の生産終了をもってロータリー車は市場から完全に撤退した。 しかし、マツダはロータリーエンジンを諦めたわけではなかった。2023年9月、ついにロータリーエンジンを搭載した新型モデル「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」が登場。ロータリーエンジンを発電機専用として使い、バッテリーを充電しながら、状況によっては発電した電気でモーター走行するPHEVとして復活したのだ。 ・・・・・・ カペラは、米国で“インポート・カーオブザイヤー”を受賞するなどその動力性は高く評価されたが、オイルションクと排ガス規制に押し潰された。その後、燃費と排ガスの改良はされたが、結局3代目(1978年~)からはロータリー搭載車は消え、ガソリン車のみとなった。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純