早瀬憩『あのコはだぁれ?』インタビュー 自然体で人を惹きつける17歳が憧れる大人像
意外な性格が引き起こしたエピソード
──映画では身の毛もよだつような怪奇現象に襲われますが、早瀬さんが幽霊以外で怖いものは何ですか。 母です。 ──これを読んだお母さまに怒られません? たぶん平気だと思います(笑)。いまだに忘れ物をよくしたり、朝起きられないことがあって。しょっちゅう母に怒られてます。怖いですね。大敵です。 ──お話を聞く限り早瀬さんが完全に悪いですね(笑)。 そうですね。お母さんは何も悪くないです。私が勝手に怒られています(笑)。 ──真面目な方というイメージがあったのですが、結構ポンコツなところがあるんですね。 ポンコツと言っていいのかわからないですけど、よくヘマはしますね。最近も家でナポリタンをつくっていたんですけど、大きめの玉ねぎが飛んできて、足にまあまあの火傷をしてしまいました。 ──ナポリタンでそんな豪快にフライパン振ることあります? 振ってなかったんですけど、玉ねぎの方が意思を持って飛んできて……。 ──そんなことはないです。玉ねぎのせいじゃないです(笑)。 思いもよらぬ感じで、ちょっとまだ足を負傷してます。やらかしてしまいましたね。 ──ご自身の性格を自分で説明すると? 難しいですね。でも、きちんとしてはいないと思います。マイペースです。 ──ちゃんと次の日の準備をしてから寝るタイプですか。 ギリギリになって慌てるタイプです。 ──夏休みの宿題は早めに片づけておくタイプですか。 ギリギリになって慌てるタイプです(笑)。 ──計画性みたいなものが……。 そうなんです。あんまり得意じゃないです。 ──『違国日記』以降、一気に注目度が増していますが、ご自身では現状をどう受け止めていますか。 正直、私自身の私生活は特に何も変わっていないので、注目をしていただいているという実感はあまりなくて。ただ、作品に呼んでいただいく機会は増えてきているなと自分でも感じているので、ありがたいことだなと感謝しつつ、けど自分の現状に満足せず、もっと成長していけたらなと日々思っています。 ──新宿や渋谷を歩いてて声をかけられたりとか。 かけられたことないです。 ──かけられてみたい? どうなんでしょう…(笑)。人見知りなので、ちょっと心配です。あと、私、地味というか、影が薄いので今後も声をかけられることはないと思います(笑)。 ──公開後、『違国日記』を映画館まで観に行きましたか。 行きました! ──そのとき、声をかけられたりしませんでしたか。 見つけられもしなかったです。(『違国日記』で監督を務めた)瀬田(なつき)さんからも「映画観に行った?」と聞かれて、「行きましたよ」と答えたら、「客席の前に立って、私、朝ですってやらなかったの?」と言われたんですけど、「やるわけないじゃないですか」という会話をしてました(笑)。