「あの子の子ども」女子高生“福”桜田ひより、妊娠が判明し不安があふれ… 「中高生に見てもらいたい」「学校の授業で流すのもいい」
桜田ひよりが主演するドラマ「あの子の子ども」(カンテレ・フジテレビ系)の第4話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、妊娠が発覚したことで日常がガラリと変わってしまった高校2年生カップル・川上福(桜田)と月島宝(細田佳央太)の姿を描く“未成年の妊娠”と“いのち”に向き合う“ラブストーリーの一歩先”の物語。 晴美(石田ひかり)の目を避けるように、自宅から遠く離れたファミレスで妊娠検査薬を使った福は、その結果にがく然とする。すぐに宝に相談しようとスマホを取り出すが、そこには前日、県大会突破を決めた宝を祝福する歓喜の言葉が並んでいて、一転、奈落の底へ突き落とすような現実に、福は今すぐ本当のことを宝に伝えるべきか迷う。 しかし、そこへ宝から「話したいことがある」とメッセージが届いて…。 夕方、部活帰りの宝を公園で待っていた福は、まだ自分の身に起きたことを信じられずにいた。もしも時間を戻せたら――。福は激しい自己嫌悪に陥ってしまう。 やってきた宝は、関東大会進出を決めて夢に一歩近づいたにも関わらず、心底喜んでいるようには見えない。やがて言葉をしぼり出すように「しばらく、やめたい…」と切り出す。実は避妊に失敗したあの日以来、もしも福が妊娠していたら、そのとき傷つくのは圧倒的に福であり、その痛みは決して2人で半分にすることはできないのだと気付き、おびえていた宝。 だからこそ、福を思う気持ちは変わらなくても、性行為は責任の取れる大人になるまで控えたいという。それを聞いた福は、宝が自分と同じ苦しみを抱えてくれたことにうれしさがこみ上げるが、一方で、抱えていた不安があふれて…。 第4話では、福が妊娠したことへの抱えきれない不安や恐怖、葛藤を宝にぶつける様子が描かれた。 放送終了後、SNS上には、「今回はただただつらくて涙。命の大切さや責任について改めて考えさせられる」「こんなに真面目で、お互いを思い合っている子たちですらこの動揺、この苦しみ…」「ここまで大切にしてくれる彼氏はなかなかいないが、それでも半分こにはできないよね」などの感想が投稿された。 また、「未成年の子たち、皆にこの作品を見てもらって、学んでくれるといいなと思う」「中高生に見てもらいたい。学校の授業で流すのもいいと思う」「性教育の授業だけでは教えられない、大人が語る言葉では伝えられない、当事者の子どもの心情がよく描かれている子ども達に見てほしいドラマ」といった意見が多く集まった。