じつはいま「SM婚」が増えている…「SMに興味がある」と答えた女性の「驚愕の割合」
SMに興味のある男女は多い
一方、男性を対象にしたこの手の調査結果はどうか。 女性向けアダルト映像制作・販売のla Covilunaが20代から40代男性200人を対象に同様の調査を行っているが、「SMプレイ(ソフトなものも含めて)に興味がありますか?」との質問には、64%が「ある」、36%が「ない」との回答が寄せられている。 ここではさらに踏み込んで、「今までにSMのプレイをしたことがありますか? (ソフトなものも含めて)」との質問では、「ある」が48%、「ない」が52%だった。 これらの結果から見る限り、日本の成人男女の実に多くがSMに興味を持っていることがわかる。はたして興味だけだろうか。成人男女である。興味だけで済まないだろう。 もっとも、今の時代、SM嗜好の人が同好の士と出会うことは実に容易である。 街に繰り出せばSM嗜好の人が集うバーやラウンジもある。インターネットに目をやれば、SM嗜好への特化で話題の『LUNA』にみられるマッチングサイトのみならず、既存の数あるマッチングサイトでも、「関東」「関西」といった現住所地と同じく、「SM」という区分けが設けられているものもあるくらいだ。 とはいえ、SM嗜好の人たち何人かに聞いた限りでは、今、SMでの出会いを求めるなら、意外にもバーやラウンジといった「リアルの場」の方が、難しい状況にあるという。 なぜならこれらの場は、SMについての会話(SM論や蘊蓄)を酒と食事とともに楽しむところだからだそう。
出会いの場はネットが主流
そうした背景もありSMでの男女の出会いを求めるならば、やはりその主戦場はネットとなる。 かつてに比べSMは、随分と一般社会に浸透し、市民権を得つつある。それでも職場の同僚や友人相手に、「私、SM嗜好で」と話す人は、まずいないだろう。 やはり、どんなにポピュラー化してもSM嗜好は、世間では特殊性癖として扱われるのだろう。これは、今後もずっと変わらないと思われる。その点でもSMでの出会いの場はネットという状況が続くのではないだろうか。 さらに、実際にSM婚をした夫婦のリアルな声については<ブログで「SM好き」の男性を探しだして再婚した「43歳専業主婦」を待ち受けていた「結婚生活」の末路>の記事で詳しく解説しています。
秋山 謙一郎(フリージャーナリスト)