暑い車内“すぐ冷やす”には? 「外気・内気」の正しい使い分けが重要!? JAFが教える最速冷却方法とは
車内の温度を下げるためには何をすれば良い?
徐々に蒸し暑い気候が続くようになってきました。しばらく放置していたクルマに乗り込むときに車内の暑さが気になるという人も増えているかもしれません。 そんなとき、すぐに車内を冷やす効率的な方法はあるのでしょうか。 【画像】車内冷やすなら「これ押して!」最速冷却ボタンの画像を見る!(17枚)
ここ最近は気温が高い日が続き、日中は夏並みに暑い日もあります。電車や公共施設でも冷房をつけるところが増えてきました。 そのため、クルマに乗る時にもエアコンをつけ始めるようになったという人も多いでしょう。 しかし、エアコンをつけてから車内が涼しくなるまでに少し時間がかかります。 また、屋外に駐車していて、いざクルマに乗り込むと密閉された空間に日差しが入り、その熱を逃すまで車内の高温状態が続きます。 では、車内の温度を早く下げるために効率的な方法はあるのでしょうか。
実は、この疑問に対し、実際に JAFが2016年に実験を行っています。 同じクルマを5台用意し、車内温度が55℃になったタイミングでそれぞれ別の方法で車内の温度を下げ、温度変化を測定しました。 この実験で試された方法は、「ドア開閉」「冷却スプレー」「外気導入」「内気循環」「エアコン+走行」です。 その結果、最も車内温度を下げることができたのが「エアコン+走行」で、実験開始から5分で28度と半分近くまで下がりました。 この「エアコン+走行」というのは、「窓を全開にして 車のエアコン(オート)を外気導入、温度設定はLo(最低)にして走行し、2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行する」という方法で行われています。 この結果から、車内を効率よく下げる方法について、 JAFの担当者は以下のように話します。 「実験結果としては『エアコン+走行』が最も早く温度を下げることができました。 窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的な方法であるといえます」