ビニャーレス、2025年以降もアプリリア残留で決まり……じゃない? 「ベストな選択肢をよく考える必要がある」
2024年シーズン限りでアプリリアとの契約が満期となるマーベリック・ビニャーレス。チーム側は延長が決まったと言及しているものの、ビニャーレス自身はまだ決まったことはないと主張している。 【ランキング】ビニャーレスは現在5番手:MotoGP2024ライダーランキング 2021年の途中からアプリリアへと加入したビニャーレスは、今シーズンのアメリカズGPで移籍後初優勝を達成した。チームとしてはアレイシ・エスパルガロが今年で引退を決めたこともあり、来季以降もビニャーレスを継続起用したいところだろう。 そして先日行なわれたカタルニアGPのレースウィーク中に、チームCEOのマッシモ・リボラはホルヘ・ロレンソからのインタビューに対して、ビニャーレスの2025年の契約が決まっていると答えた。 しかしビニャーレスはまだ契約が決まったわけではないと後に反応しており、ベストな選択肢を見極めたいと語った。 「いやいや、決まってはいないよ。僕は来年の契約はまだ結んでいない」 ビニャーレスはそう語る。 「僕らはとても良い仕事をしているから(アプリリアからの)契約継続に多くの関心が寄せられているのは明らかだ。でも今(カタルニア)やル・マン、ヘレスの様子から、待って見る必要がある」 「ドアは開いているんだ。少し待って、自分にとって何がパフォーマンス面でベストなのかを決めなくちゃいけない」 「僕は勝ちたいと思っている。そして正直に言って、勝利を目指して戦えるだけの力があると思う。最善の選択肢が何なのか、よく考える必要があるんだ」 「最も完成していて、僕に最高水準の僕を引き出すチャンスを与えてくれるパッケージは何なのかをね」 エスパルガロの後任となるライダーについては、現在ドゥカティに所属するエネア・バスティアニーニと契約する可能性が噂されている。ただ、リボラCEOは前述のインタビューの際にマルコ・ベッツェッキ(VR46)の名前も挙げている。なおこのふたりは共にアプリリアの母国イタリアのライダーだ。 「日曜のレース後、私はエスパルガロに本当に引退したいのか尋ねたんだ。でも彼は決断はもう下されたと答えてくれた」 リボラCEOはそう語る。 「我々はドゥカティが決定を下すのを待たなくてはならない」 「そうすれば、例えばエネア・バスティアニーニやマルコ・ベッツェッキのような興味深いイタリア人ライダーがでてくるかもしれないからね」
German Garcia Casanovs