『Missナイト ＆ Missデイ』（写真はJTBC公式サイトより）

　Netflixで配信中の『Missナイト & Missデイ』がクライマックス目前で真犯人が明かされ、盛り上がりを見せている。本作は、ある出来事をきっかけに夜と昼で20代と50代を行ったり来たりすることになったヒロインと、ヒロインに振り回される検事を描いたラブコメ×サスペンス作品だ。配信後より日本ランキング、世界ランキング共に常にベスト10にランクインしている。本稿では第13話、第14話を中心にご紹介したい。（以下、ネタバレあり） 【写真】ミジン（チョン・ウンジ）を強く抱きしめるジウン（チェ・ジニョク） 　Apinkのチョン・ウンジ演じる就活浪人生イ・ミジンは、就活詐欺に騙された現場に居合わせたチェ・ジニョク演じる検事のケ・ジウンと出会う。ミジンは、うだつの上がらない自分に嫌気が差し、違う人物になりたいと強く願う。井戸に落ちた猫を助けたことで、翌日ミジンはイ・ジョンウン演じる50代の女性に変身してしまう。ミジンは、昼の間は行方不明の叔母イム・スンになりすまし、ソハン地検のジウンの元で働くことになる。 　ミジンとジウンのふたりは、互いの想いが通じ合って晴れて恋人同士になる。ジウンのツンデレの“デレ”ぶりに、ミジンと共にメロメロになる展開の始まりだ。ミジンを家まで送ったジウンは、車を停めるや否や、「待って」と言って助手席に回ってドアを開けてくれる紳士ぶりを見せる。さらに、ドアを開けるだけでなく、ミジンが車から降りるときに頭をぶつけないように手でカバーする“紳士アクション”2連発！　ミジンもそんなジウンに「ここまでしなくとも」と思わず言ってしまうぐらいだ。だが、「恋人にはこうするものでは？」と返すジウン。ツンからデレの振り幅が素晴らしい。ミジンが「恋人？」と問うと、ジウンはミジンに「キスしたのに？」「しかも2回も」とクールな表情でド直球を投げ返すのだからたまらない。 　これまでのじれったさの反動で一気にデレ全開になるジウン。一方のミジンは、スンに変身してしまう自分の姿が元に戻るまでは秘密にしておきたいと、ジウンのようには喜べずにいた。ジウンは、ミジンが事件のことで不安になっていると思い「ミジンさんを守り抜く」と誓い、ミジンを強く抱きしめる。 　帰宅したミジンを迎える父ハクチャン（チョン・ソギョン）は、ミジンとジウンの逢瀬をしっかり目撃しており、ミジンを茶化すような仕草を見せるが、いつもミジンの強い味方だ。ミジンが詐欺に遭ったことを知っても、娘であるミジンを思い、知らないフリをしてくれた愛情深いハクチャンは、本作の中の癒しであり、コメディ担当でもある。しかし、連続殺人事件を目撃したミジンに魔の手が迫り、それは大好きな父ハクチャンを窮地に落とすものだった。