女子・富山の大沢野は2年連続2位 ダブルエースが見せ場 1区・長森「悔いはない」/全中駅伝
◇第32回全国中学校駅伝・女子(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園:5区間12km) 第32回全国中学校駅伝女子の成績&区間賞一覧をチェック! 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催され、女子は京山(岡山)が41分18秒で2連覇を達成した。岡山勢の連覇は初で、大会連覇は御殿場(静岡/3連覇)、中之条(群馬)、富士見(群馬)、桂(京都/5連覇)、稲美(兵庫)に続いて6チーム目となる。 2位は大沢野(富山)で、優勝した京山とは47秒差。前々回4位、前回2位と続き、今回こそはと頂点を目指したがわずかに届かなかったが、終始、上位争いする強さを見せた。 1年時に5区区間賞、昨年は1区区間2位で走った長森結愛(3年)が今年も1区へ。トップと同タイムの区間2位と力走した。2区の大毛利さくら(3年)でトップに立つと、その後は一度もトップ3から落ちない安定ぶり。アンカーは前回3区区間賞の黒川志帆(3年)が今回も区間賞の快走で、1分12秒差を懸命に追いかけたが届かず、「抜かす気持ちで走ったので悔しい」と唇を噛んだ。 1区の長森は「自分が差をつけられなかった。もっと差を広げていたら優勝できたかもしれないので悔しいすが、全力を出し切ったので悔いはありません」と前を向いた。 優勝にはとどかなかったが、長森、黒川のダブルエースを中心に、今年も見せ場を作った大沢野。その夢は後輩たちへと託された。
月陸編集部