お茶の香りや味などから産地をあてる「闘茶会」
びわ湖放送
茶の産地・甲賀市では5日、茶の香りや味から産地を当てる「大闘茶会」が開かれました。 県茶業会議所によりますと、「闘茶会」とは、茶の香りや味などから産地を当てて競うもので、鎌倉時代などに娯楽として流行したということです。茶の生産者や販売者ら約60人が参加。地元の朝宮茶や土山茶をはじめ、京都の宇治茶・奈良の大和茶・三重の伊勢茶など5種類が用いられました。 まず加工された茶葉を産地を明らかにした状態で観察。色合いや香りを確認した後、次は産地が分らないようにした煎茶が茶碗に注がれました。参加者はそれぞれ香りや味わいなどを確かめるようにして試飲し、どこの産地のものか真剣な表情で考えていました。今回の闘茶会の優勝者は甲賀市内の製茶会社社長でした。
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